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COLUMN

システム内製化時代とおすすめノーコード開発ツール5選

社内の業務効率化には、プロセスの最適化と効果検証が必須です。現状のプロセスを徹底的に分析しスピーディにフィードバックするべきです。このスピード感の実現にはシステムの内製化が鍵となります。

業務効率化は最適化と効果検証が重要

社内の業務効率化を的確に行うには、プロセスの最適化と効果検証が必要です。現状のプロセスを徹底的に分析し、効率を高める方法を見つけ出す必要があります。最適化されたプロセスが期待通りの効果を発揮しているか検証することも極めて重要です。

効果的な業務効率化のためには、以下のステップが不可欠です:

  • 現状分析
    業務プロセスの現状を理解し、問題点や改善の余地を洗い出します。
  • 改善策の実施
    問題点に対する解決策を実施し、業務プロセスを改善します。
  • 効果検証
    実施した改善策が効果を発揮しているかを定量的・定性的に評価します。
  • 継続的な改善
    効果検証を通じて得られた結果を基にさらなる改善を図ります。

サイクルを効率的に回すためには、改善策の実施をスピーディに実現することが重要です。従来、改善のためにシステムを改修するにはITエンジニアの技術が不可欠で相応の期間も必要でした。

この問題を解決できる存在として近年、ノーコード開発ツールが注目されています。ノーコード開発ツールを使えば、非技術者であっても短時間で業務プロセスをデジタル化し、改善を行えるようになります。従来は外注していたシステム開発の内製化が可能となり、短期間で改善策のサイクルを廻せるようになりました。

ノーコード開発ツールの採用

ノーコード開発ツールは、プログラミング知識がなくても、迅速にアプリケーションやワークフローを作成できるツールです。従来の開発プロセスに比べて時間とコストを大幅に削減できます。

ノーコード開発ツールの最大の利点は、迅速にプロトタイプを開発し効果検証が行える点です。従来、新しいアプリケーションやシステムを開発するには、年単位の計画立案、開発、テストが必要でした。ノーコード開発ツールであれば、最短数時間でアイデアを形にできます。
企業は業務プロセスを迅速に最適化し、効果検証のサイクルを加速できます。特に、変化の激しい昨今では、このような迅速なアプローチが企業の競争力を高める重要な要素となります。

なお、本記事では触れませんが、類似したものとしてローコード開発ツールがあります。コーディング(プログラム作業)をまったく行わないか、部分的に行うかが明確な差となります。中には両方の機能を兼ね備えたツールも存在します。

スピード感をもって対応できる一方で課題も

ノーコード開発ツールを使用した場合の最大のメリットは、課題の特定と迅速なフィードバックの実現です。特に初期段階では、実際に試してみて気づく問題や課題が多数浮上することが一般的です。
システムは作れば終わりと思う方もいるかもしれませんが、業務効率化の観点ではこの課題抽出とフィードバックのサイクルが必要不可欠です。企業がビジネスの変化に柔軟に対応し、常に最適な業務環境を維持するための強力な手段となります。

ただし、ノーコード開発ツールの活用には注意点も存在します。非技術者もシステムが構築でき内製化も実現できる一方、作ったものの「ブラックボックス化」のリスクが発生することも気にかけておく必要があります。

開発したシステムをブラックボックス化させない

ノーコード開発ツールの利用してシステムを内製する場合、作成されたアプリケーションやプロセスが「ブラックボックス化」しないよう注意が必要です。ブラックボックス化とは、システムやプロセスの内部構造が理解されず、外部から見て不透明な状態を指します。例えば、ノーコードツールを用いて承認フローのアプリケーションを作ったが、作った人が退職してしまって誰も仕組みがわからなくなってしまう、といったケースが考えられます。

ブラックボックス化防止のためには、開発したアプリケーションやプロセスの仕様を記録に残すことが重要です。

  • 文書化の重要性
    ノーコード開発ツールで作成されたシステムの機能、プロセス、使用方法などを設計書などの形で文書化します。新たなチームメンバーや未来のユーザーがシステムを理解しやすい状態となります。
  • 変更履歴の管理
    システムの変更点やアップデートの履歴を記録し、いつ、どのような変更が行われたかを追跡できるようにします。これは将来的な問題解決やシステムの改善に役立ちます。ノーコード開発ツール自体は変更記録を残すことが苦手な場合があるので、ツールが履歴を残せない場合は個別に記録に残す必要があります。
  • 共有とアクセス
    文書化された情報は、関連するチームメンバーや関係者と共有し、簡単にアクセスできるようにします。

ノーコード開発ツールを用いて開発されたシステムの透明性を確保することは、長期的な維持管理と効率的な業務運用のために不可欠です。開発知見がない利用者によりシステムを内製化しようとした際に苦戦する工程です。

このリスクを回避するには、すべて自社で完結させるのではなく、システム開発会社にサポートをしてもらいながら進めるのが良いでしょう。基本開発は開発会社に依頼して運用意向を社内で進める、開発会社にサポート体制を作ってもらいアドバイスを受けながら自社開発する、などのアプローチが考えられます。

例えば、システム開発会社のテンダが提供する「テンダラボ」は、改善検討や開発に必要な人材を必要な期間だけ契約できるサービスです。社内に不足しているIT人材を補うことで、明瞭なシステムの構築や、仕様の文書化を実現します。

開発部分の代行・支援については「ノーコード・ローコード開発代行/支援サービス」でのご対応も可能です。

業務効率化に適したノーコード開発ツール5選

ノーコード開発ツールは、業務効率化に大きな貢献をしています。ツールの種類は非常に多く目的によって適したツールも変わってきます。最後に、業務改善などに適した5つのノーコード開発ツールを紹介いたします。

JUST.DB(ジャストデービー)
ジャストシステムが提供する、社内業務システムをノーコード構築できるクラウドデータベースです。 ワークフローの構築や帳票出力などカスタマイズにより組織のDXを強力にサポートします。案件管理や製品管理、申請フローの作成などに適しています。

Notion(ノーション)
Notionは、ドキュメントの管理に特化したクラウドメモツールです。ドキュメント管理だけでなく、その多機能性からオールインワンツールとしても活用されています。Notion AIという独自の生成AIが組み込まれており文書生成や要約も可能です。

Kintone(キントーン)
Kintoneは、業務アプリが作れるサイボウズのノーコード開発ツールです。表計算ソフトの快適さと専門システムの柔軟性を兼ね備えており、自社でシステムを開発するよりもスピーディーかつ低コストで業務改善が可能です。

SmartDB(スマートデービー)
SmartDBは、幅広い現場業務に対応する文書管理や柔軟に設定可能なワークフローとデータベース機能を備えたノーコード・ローコード開発ツールです。直感的な操作性や堅牢なセキュリティを強みとしています。

CELF(セルフ)
CELFは、SCSKが開発したExcelに代表される表計算ソフトに似た操作性でWebアプリを作成できるノーコード開発ツールです。予算・実績管理や見積・案件管理など現場に密着した業務で高い効果を発揮します。

これらのノーコード開発ツールであっても異なる特徴を持っています。それぞれの特性を理解し、適切なツール選びをすることでシステム内製化や業務改善を成功につなげることができるでしょう。