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JUST.DBとは?専門知識不要のノーコード開発で業務効率化を実現
JUST.DBとは、業務アプリを高速開発しDXを推進できるノーコード開発プラットフォームです。その特長、メリット、どんな企業におすすめかを分かりやすく紹介します。この記事を読めば、自社で活用できるか具体的にイメージできます。

「現場から『この業務をシステム化したい』という声が上がるが、開発リソースが足りない…」
「Excelでの情報管理に限界を感じているが、専門的なツールは使いこなせるか不安…」
企業のIT担当者様やDX推進を担う役職の皆様にとって、このような悩みは尽きないのではないでしょうか。現場のニーズに迅速に応え、業務効率を向上させることは、企業競争力を高める上で不可欠です。しかし、システム開発には専門知識、時間、コストといった高いハードルが存在するのも事実です。
もし、プログラミングの知識がなくても、まるでプレゼン資料を作るような感覚で、自社の業務に最適なアプリケーションを開発できるとしたらどうでしょうか。
この記事では、そんな課題を解決するノーコード開発プラットフォーム「JUST.DB」について、基本から分かりやすく解説します。JUST.DBがどのようなツールで、どんな特長を持ち、導入することでどのようなメリットが得られるのか理解していきましょう。読み終える頃には、「これなら自社でも扱えそうだ」という具体的なイメージが湧いているはずです。
もくじ
JUST.DBとは?ノーコードで実現する業務アプリ開発プラットフォーム
JUST.DBとは、一言でいえば「プログラミングの知識がなくても、Webブラウザ上の直感的な操作だけで業務アプリケーションを自由に作成・開発できるノーコードプラットフォーム」です。
多くの企業では、顧客管理、案件管理、日報、問い合わせ管理など、様々な業務情報をExcelなどで管理しています。手軽に始められる一方で、ファイルが複数乱立したり、データが更新されていなかったり、属人化した複雑なマクロでメンテナンスが不可能になったりと、運用が複雑化しやすいという課題を抱えています。
JUST.DBは、こうしたExcelなどで行われている業務を、堅牢なデータベース上で動く本格的なWebアプリケーションへと生まれ変わらせます。必要な項目をドラッグ&ドロップで配置し、業務の流れに合わせたルールを設定するだけで、誰でも簡単に自社専用のシステムを構築できるのです。

なぜ今「ノーコード」がDX推進の鍵となるのか
近年、ビジネスの世界で「ノーコード」という言葉を耳にする機会が増えました。これは、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する上で知っておくべき重要なキーワードです。
従来のシステム開発は、専門知識を持つIT部門や外部の開発会社に頼る必要がありました。しかし、この方法では開発に時間がかかり、現場の細かいニーズを反映しにくいという側面がありました。
ノーコードツールは、この常識を覆します。実際に業務を行っている現場の担当者が、自らの手で必要なツールを作成・改善できる「市民開発」を可能にします。IT部門はより高度で専門的な業務に集中でき、企業全体のITリテラシー向上と業務改善のスピードアップが期待できます。JUST.DBは、DX推進の強力なエンジンとなり得るツールです。

JUST.DBが選ばれる3つの大きな特長
JUST.DBには数あるノーコードツールの中でも、企業ユースに耐えうる特長があります。その代表的な3つの特長について詳しく見ていきましょう。
1. 驚くほど直感的な操作性
JUST.DBの最大の魅力は、その追求された使いやすさです。アプリケーションの画面作成は、パワーポイントでスライドを作るかのように、テキストボックスやプルダウンリストなどのパーツをドラッグ&ドロップで配置するだけ。プログラミングコードを一行も書くことなく、見たままの形で思い通りの入力フォームや一覧画面をデザインできます。
「システム開発」と聞くと身構えてしまう方でも、その手軽さに驚かれるはずです。この直感的な操作性が、専門知識のない現場担当者によるスピーディーなアプリ開発を可能にしています。

2. 複雑な業務フローも柔軟に自動化

JUST.DBは、単なるデータ管理ツールではありません。稟議申請や承認ワークフローといった、企業活動に欠かせない複雑な業務プロセスもノーコードで自動化できます。
例えば、「営業担当者が見積書を申請→上長が承認→経理部門が確認」といった一連の流れをシステム上で構築可能です。承認ルートを複数設定したり、条件によって分岐させたりといった柔軟な設定も行えます。
条件分岐やグループ決裁など多彩なパターンに対応するワークフローをノーコードで構築でき、これまで紙やメールで行っていた申請・承認業務をシステム化することで、進捗の可視化と業務の迅速化を実現します。
3. 堅牢なセキュリティと高い拡張性
企業が業務で利用する以上、セキュリティは最も重要な要件の一つです。JUST.DBは、エンタープライズレベルのセキュリティ機能を標準で備えています。
役職や所属部署に応じて「誰がどのデータにアクセスできるか」を細かく制御するアクセス権限設定や、操作履歴を記録する監査ログ機能など、安心して利用するための仕組みが整っています。
さらに、API(Application Programming Interface)を介し、社内で利用している会計システムや顧客管理システム(CRM)など、他のシステムとデータを連携させることも可能です。JUST.DBを単体で利用するだけでなく、社内システム全体のハブとして機能させるといった、拡張性の高い活用ができます。

JUST.DBを導入する4つのメリット
では、JUST.DBを導入することで得られる主なメリットを4点ご紹介します。
開発コストと時間の大幅な削減

外部の開発会社に委託したり、専門のエンジニアを採用したりする必要がないため、開発にかかるコストを劇的に削減できます。また、開発期間も従来の数ヶ月単位から、数週間、あるいは数日単位へと大幅に短縮することが可能です。
現場主導による業務改善の促進

最も業務を理解している現場担当者が、自らツールを開発・改修できるため、実態に即した本当に使いやすいシステムが生まれます。改善サイクルも速まり、継続的な業務効率化が実現します。
属人化の解消とノウハウの共有

特定の担当者しか分からないExcelマクロや、個人管理のファイルといった属人化しがちな業務を、誰でも使える標準化されたアプリケーションに置き換えることができます。業務プロセス自体が企業の資産として蓄積されます。
スモールスタートでDXに着手可能

特定の部署の一業務から導入するなど、小さく始めて効果を検証しながら、徐々に適用範囲を広げていくことができます。「DXを始めたいが、何から手をつければ…」という企業にとって、最初の一歩として最適です。
まとめ:JUST.DBで、業務改善の第一歩を
ノーコード開発プラットフォーム「JUST.DB」について、その概要から特長、導入メリットまでを解説しました。
JUST.DBは、プログラミングの専門知識がない方でも、直感的な操作に自社の業務にフィットしたアプリケーションを開発できる画期的なツールです。開発の時間とコストを削減し、現場主導でのスピーディーな業務改善を可能にすることで、企業のDX推進を力強くサポートします。
さらに、企業全体でのDX推進をより包括的に進めたい場合には、テンダが提供する「TRAN-DX(トラン ディーエックス)」も有力な選択肢です。
RPA・AI・ノーコードDBを三位一体で連携させ、現場主導で継続的な業務改善を実現できるDX基盤として、多様な業種で導入が進んでいます。JUST.DBで築いた現場改善の仕組みを、TRAN-DXと組み合わせることで、より広範囲な業務領域にわたるデジタル変革をスピーディーに推進することが可能になります。
より詳しい情報や実際の導入事例については、ぜひお気軽に資料請求やお問い合わせください。
※JUST.DBは株式会社ジャストシステムが提供するノーコード・クラウドデータベースです。




