テンダのDX

信販会社から真のモビリティカンパニーへ!ラボ型開発「テンダラボ」を活用し、初めてのユーザー向けプラットフォームサイトを構築

プレミアグループ株式会社様にとって初めてとなる、ユーザー向けプラットフォームサイト「カープレミア(https://car-premium.net/)」を、ラボ型開発「テンダラボ」を活用し構築しました。

プレミアグループ株式会社様

プレミアグループ株式会社様(以下、プレミアグループ)は、仕入れ、購入、利用、整備、買取りをはじめとする「クルマ」に関する様々な行程において、お客様や自動車販売店・自動車整備工場の皆様に先進的なソリューションを提供する「オートモビリティ企業グループ」です。

2018 年 12 月に東証一部に上場し、2022 年4月にプライム市場へ移行。現在では、国内・海外合わせた 20 社以上のグループ体制で、東南アジアを中心とした海外でも事業を展開しています。

「カープレミア」の開発・運用を担当されているカープレミアプラットフォーム事業部の大石様、丸尾様、山本様にお話を伺いました。

左から山本様、大石様、丸尾様

課題・依頼経緯

オートモビリティサービスにおける総合力を活かしたプラットフォームサイト「カープレミア」構築

ユーザー向けプラットフォームサイト「カープレミア」の構築は、どのような経緯で始まったプロジェクトなのでしょうか。

プレミアグループは、2020年2月に公表(2021年5月に一部修正)した中期経営計画の中で、重点施策の一つとしてDX戦略を掲げています。そのDX戦略の達成に向けた取り組みとして、オートモビリティサービスにおける総合力を活かしたプラットフォーム「カープレミア」の構築を目指すこととなりました。

このプラットフォームにより、自動車の購入を考えているもしくは自動車を所有しているエンドユーザー(以下、カーオーナー)と、自動車販売店や自動車整備工場といったモビリティ事業者をワンストップでつなぐことを実現します。カーオーナーにとっては利便性が向上し、モビリティ事業者にとっては集客支援や顧客接点における経営効率化につながります。

「カープレミア」のリリース日に合わせた納期の厳守を前提として、マルチベンダー開発であることを踏まえ、他のベンダーとうまく連携しながら当社の要望に沿った開発を進めていただけることを重視して、ベンダー選定を行いました。

プレミアグループ様の課題

  • DX戦略達成の要となるプラットフォームの構築
  • マルチベンダー開発を踏まえた、柔軟な開発体制が必要

テンダに依頼した決め手があれば教えてください

テンダ様のことは、取引先から紹介いただきました。連携や対応範囲は十分でもプロジェクトマネージャーを多数配置することで予算超過をしていた状況下で、テンダ様から魅力的な開発実績と価格を提示していただけました。また、知見が少ない当社にとって、テンダ様の会社規模やプロジェクトマネージャーを中心とする柔軟な開発体制に安心感を覚えることができ、コストと開発体制のバランスが取れていたことが、決め手になりました。

テンダの提案

マルチベンダー体制の大規模開発プロジェクトであったため、テンダでは2段階に分けた形で開発を進める提案を行いました。

1次フェーズは、内容が比較的明確な機能開発と定め、一般的なシステム開発形態である請負契約としました。

2次フェーズは、カーオーナー向けのサービスを開発することは決まっていましたが、プレミアグループの事業戦略や市場動向に沿った具体的な機能開発ができるよう、開発体制内であれば急な実施内容の変更にも柔軟に対応することができる、「テンダのDX」で行っているテンダラボを用いたラボ契約としました。

プロジェクトの遂行

ラボ型の開発により、市場の動向に合わせた機能改善・機能追加への柔軟な対応を実現

2次フェーズの開発においては、カーオーナーに向けた車検や修理、メンテナンスといった、アフターフォローに該当する情報検索や見積の機能を実装していく方針ではあるものの、市場の動向に合わせ、柔軟な対応を希望されていたことから、具体的な要件等は確定していませんでした。

通常の開発体制では、要件を細かく定めた上でスタートし、変更が生じた場合には工数を再度見積もって対応することになります。要件の変更は、特に納期に大きく影響が出てしまいます。 それに対し、テンダラボのラボ型開発であれば、契約内の開発体制であれば、プロジェクトマネジメントを含め、柔軟な対応が可能です。2次フェーズの開発において、外部システムとの連携等に関連し要件の変更が複数発生しましたが、当初のスケジュールから遅れることなくリリースを実現し、並行して1次フェーズで開発したシステムの改修対応も行うことができました。

プロジェクトでのテンダの対応はいかがでしたか?

1次フェーズでは、当社側で正確な要件をお伝えできずご迷惑をおかけしましたが、開発担当者総出で一つ一つ要件を確認いただき、サイトリリースを達成することができました。 2次フェーズでも、開発に関する定例ミーティングに加えて、週2回の朝会を実施させていただいています。密なコミュニケーションのおかげで課題の共有がきちんとできていますし、当社側で決め切れない要件に対し、我々が気付かないような観点からご指摘やアイデアをいただけています。手厚いフォローに、感謝しています。

リリース後の成果

ラボ型の開発により、多方面のサービスリリースとサイトの改修を適宜実現

ラボ型開発で柔軟に対応いただけたおかげで、車両販売だけでなく修理・車検・買取り等、多方面のサービスをリリースすることができました。また、サイトの改修を重ねることで集客数は継続して伸長し、最大で前月比144%を達成した月もありました。

SERVICE / SOLUTION

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システム開発

『テンダラボ』ITプロのサブスクリプション

テンダラボは状況に応じて必要な人材を必要な期間だけ契約するラボ型開発サービスです。プロジェクトの状況に応じて開発体制を柔軟に変更することが可能なDXとも相性の良いサービスです。